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定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが 2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。 初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
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これは、ブログ始める以前の弄りです。

車のボディはモノコック構造といって「箱状態」にする事によって剛性を出しています。

これは、骨組みを作る代わりにボディ外壁部分と必要最低限の補強部品を使用する事で無駄なく軽量化できる特徴があり、最初にバスの車体、そして富士重工のスバル360に使用されて、現在では自動車の車体ほぼ全てに用いられる構造です。

で、コペンは「オープンカー」な訳ですが、ルーフが開閉するという事は
当然、モノコック構造のボディにとって剛性低下になる訳です。

通常、コペンのように専用設計されていないボディをオープンカーに変更した場合
追加でボディ補強して、車体剛性を確保します。
代表的なものはフロア下にある2つの「クロスビーム」でしょうか。

(コペンはL700系ミラのシャシーを流用しているが、L700系のシャシー自体、剛性は高いようです)

ただ、一般走行程度では十分な純正補強も、ちょっとパワーなど弄ろうものなら
途端に柔に感じてしまうものです。

Q COPEN! > ブログ開始前に施工したDIY > なんちゃってサイドシル補強バーを作った話

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で、そもそもオープンカーはルーフが無い部分をどこで補って剛性確保しているのか?

答えはフロア部分ですよね。
もっと言えばサイドシル(ドアの下部分)でありフロアトンネル(シフトレバーが生えている部分)であり、それら全てで剛性を確保している訳ですね。
他車種オープンカーを見てみると、なるほどフロア部分はかなりの補強状態です。

対してコペンは、というとサイドシル部分はあまり補強されていないようです。
恐らく、サイドシルを大きくしてしまうと乗り降りが厳しくなってしまう為でしょうか。
それでなくても最低地上高が低いので、普段乗りが大変だと女性受けが悪いからでしょう。
その代わりでもないでしょうが、フロアーセンター部分はクロスビーム以外にも補強しているようです。


ですが、このフロア、サイドシルの剛性が確保されていないと、どうにもブルブルとした嫌な振動が常に走行中に感じられます。
特にオープン走行ではボディ全体が捩れる感じが非常に不安にさせてくれます。

それまで、普通の箱車しか乗ってこなかった為、このオープンカー特有とも言うべき振動、所謂スカットルシェイクが購入以来気になっていました。

その後、オープンカーとはなんぞや?っと情報をネットで探し、一時はスカットルシェイクはオープンカーである証拠なのだ、と思い込もうとしましたが、やはりどうにかしたい。

そこで、なんとかこの嫌な振動を気にならないレベルに出来ないか?と検討した結果
Dスポーツ サイドシル補強バー」に目を付けました。

D-SPORT/Dスポーツ サイドシル補強バー コペン L880K 年式02.06~ 品番57400-B080(カー用品 車...
上のモノがDスポーツサイドシル補強バーです。
左右のサイドシル部分をスチール製補強バーにて効果的に強化できます。

コペンの補強はまずコレから、とまで言われるほどの製品で、ボディがヤレてきた・あるいは新車で劣化が心配という方まで検討の価値ある製品です。

ただ、このDスポーツサイドシル補強バーは、おとーさんのお小遣いでは、ちと厳しい
某オークションなどでも、偶に出てきますが結構競り合いになるので、これもちょっと。
でも、サイドシルが補強できれば結構効くんだろうなぁっと思いながら情報収集しておりました。

と、そんな時に「みん〇ラ」で自作したという方のページを見つけまして、しかも数千円で作ったと?
ホームセンターで手に入るモノで簡単に(でも無かったですが)作れるなら、安く(でも無いですが)作っちゃおう!っと自作に挑戦いたしました

で、以下当方の「なんちゃってサイドシル補強バー」の製作方法です。

まずは、材料ですが

アルミ角バー1メートル・4cm×2cmのモノ 2本
10mmワッシャーかボルト少々
補強バーと車体の密着向上に10mmの座金8枚
固定用にナット・ワッシャー・袋ナット各4箇所分
*まったく無駄なモノを購入しなければ5,000円程度に収まると思います。当方は試行錯誤して取り付けしたので、10,000円超えてたかも。

そして、当方の拘りとして「建築用アンカーボルト」を4本用意します。
モノは「サンコーテクノ オールアンカー」です。
実は、この形状・製品に至るまで他のアンカーも試してみたのですが
これが一番ガッチリ固定できます
 
こういう形状の製品が、ホームセンターで販売されています。
左側のピンみたいな部分が真ん中を貫通していて、金槌などで叩き込むと、右のスリット部分がピンによって外側に押されて開き、抜けなくなります
そして、オールアンカーに目を付けた最大の理由が「ネジ締め出来る・絶対抜けない」事です。
コレで、取り付け固定の難易度が下がり、しかも信頼性も若干UPします。

本来は建築関係で使うんですが、これを流用します。
ネジもホームセンターのばら売りナットで締める事が可能です。

まずは、アルミ角バーに電動ドリルで穴を開けますので位置決めをします。
取り付け場所は下から覗き込むとわかるのですが、後ろ側のクロスビーム取り付け位置の出っ張りの所に穴が開いていますので、その穴を利用します。

で、問題はフロント側ですが後ろと同じような出っ張り部分がありますが穴が無いので電動ドリルにて穴あけします。
アルミ角バーに後ろ用の穴を開けてからフロント側に位置を決めるといいでしょう。

このアルミ角バーですが、サイドシルと車体下の出っ張り部分にほぼジャストフィットしますので、サイドシルにピッタリ沿うように取り付けします。
取り付け穴をフロント側に開けたら、まずオールアンカーに座金を通します。
座金を通すのは、ナットを締め付けていった時に均等に締められるように通します。
そのままオールアンカーをアルミ角バーに通しますが、角バー内部にワッシャーを10枚程度入れてアンカーを貫通させてバーが潰れないようにします。
アルミ製ですので、結構柔らかいので座金があっても潰れますので。

無事、オールアンカーがアルミ角バーの反対に出てきたらもう一枚座金を通します。
そして車体の穴へ取り付け、オールアンカーのピンを金槌等で叩いて抜けないようにしてからナットを締め付けて固定します。

で、このままだと走行中の振動や力の入力でピンが出てきてしまうかも知れませんので、ピンが出てこないように袋ナットでさらに締め込みます。

ちょうど「ダブルナット状態」になって簡単には脱落しません。
当方もこの状態で一年以上走行していますが、一切緩みませんでした

本来であれば「Dスポーツサイドシル補強バー」のように後方の取り付けをパフォーマンスブレースまで延長するのがいいと思いますが、そうするとアルミ角バーが1mでは足らなくなるので延長は止めました。
また、スチール製にしなかったのは重量増加を嫌ったのと加工の難易度が上がる為、簡単に手に入るアルミ角バー仕様になりました。

気になる効果ですが、やはりアルミ製ですので「ガッチリ」とまではいきませんが、あるのと無いのでは大違いです
走行中のグニャグニャした感じが随分緩和されます
(完全に消える事は無いですし、特にフロントウィンドウ周辺がオープン時に震えるのは解消されません)
しかし、ボディ補強の代償として舗装の悪い路面の細かいギャップは良く拾うようになります。

と、欠点もありますが路面状況が良い場所やコーナーリング中での挙動が予測しやすくなり
安心してドライブする事が出来るようになりました。

ただ、このオールアンカーを使用した取り付け方法は重大な欠点がありまして

恐らく、取り外しは苦労する(たぶん無理)だろう、という事です。
という事でよいこの皆さんは真似しないで下さいネ
まぁやる奴なんていないか



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プロフィール
HN:
take
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。
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