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定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが 2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。 初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
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2019年 1月 1日 天候 曇り

新年明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

本日は7時30頃起床、朝方は晴れていたからか?自宅がちょっと標高のある場所な事もあって寒い。
また、元日という事もあってボチボチと新年初弄り第一弾!の準備を始めました。

題名の通り「SPOON製リジカラ」をコペンにDIYにて取り付けいたします。
(誰かやってる人がいれば参考になるかなぁと思いましたが検索してもヒットせず)

これがL880Kコペン用リジットカラー=リジカラです。
パーツNo50261-COP-000はフロント用で、今回はフロントに取り付けいたします。
返品されたのか?定価よりちょっとお安く未使用品を手に入れました。
プロショップの取り付け例みたいなのは見ましたがDIYでの取り付け例は見つからなかったので、今回はちょっと詳しく書いていこうと思います。


リジカラ付属の取り付け説明書。
コペンのエンジンメンバー(サブフレーム)は4本のM17ボルトでボディに締結されています。
(黄色F-1と緑色F-2。青色丸はクロスメンバー固定ボルトなので関係無いハズですが当方は自作補強バーが邪魔だった為に取り外しました)

リジカラの効果原理としてはHP等の説明が詳しいので簡単に書きますが、車両組み立て時に効率よく製造できるようエンジンメンバーのボルト穴はある程度(といっても結構大きいですが)遊び、隙間があります。
(あまりに精度が高すぎるとボルトが入らない事があるので)
コペンの場合は製造ラインは手で押して半分手作業な感じだったと見ましたがどうなんでしょうか?
意外とエンジンとかの大物はライン上で流して組んでいたのかも知れませんし、ボディもエンジンメンバーもミラ等と共通だったのでその名残で取り付け穴が大きいのかも知れません。

、、、で、リジカラはこのメンバー固定ボルトに入れるカラーになります。
1本のボルトでリジカラ2個、計8個のカラーを使用します。
なお製品には10個のリジカラがありますが、これはF-2部分が車種や年式・個体差で大きさが違うらしく選択式になるから、です。

と、こんな感じでリジカラの効果については取り付け後の試走で堪能する事として取り付け作業に入ります。

Q COPEN! > DIY 補強編 > コペンにSPOON製リジカラをDIYで取り付けした話

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ロービーム取り付け時の使いまわしですが、フロントをジャッキUPします。
画像ではバンパーを外していますが、今回のリジカラDIY取り付けではバンパーもフロントタイヤも外さずに作業しています。
(インテークパイプ、自作エンジントルクダンパー、インタークーラー導風板、フロントグリル、ナンバープレートは作業する際に干渉するか不安だったので外しています。配線も配管のステアリング等も外さなくても完了できました)

なおコペンのフロントジャッキポイントは、まさにエンジンメンバー部分です。
したがって一時的に車体を上げたままフロントに掛けたジャッキを緩めてエンジンメンバーを下げ、ボディとエンジンメンバーにスキマを作らなければいけません。
したがって左右フロントタイヤ後方のジャッキポイントにリジッドラック(通称ウマ)を掛けて車体を支える事が必要です。
なので画像ような傾斜したガレージでは作業してはいけません。悪い例です。
ちなみに当方は適当な場所がないので作業しました。
(リアタイヤは傾斜部分に接地していますがフロントのリジッドラックは平坦な部分があるのでそこに合わせてジャッキUPしています。更にゴム製タイヤストッパーをリアに使用し、万一の落下に備えてホイール付き予備タイヤも車体下に転がして作業。フロントのジャッキも完全に外さずすぐに支えられるように緩めるだけにしています。そしてもっとも大事なのは体を車体下に入れず、腕だけを入れて作業を完了した点です)

 
そして今回リジカラを取り付けする為にだけ購入した電動インパクトレンチ
本来はタイヤ交換をDIYでする人向けですが、エンジンメンバー締結ボルトを外すのに使用。
ボルトの規定トルクは約100N・mなので必要十分ですがM17のソケットが付属していないので別に購入しました。


中身はまぁこんな感じ。
2柱リフトならともかく、ウマで上げた程度の空間なので小さいのがいいと思います。
アマ〇ンお薦め品。


そしてこれも今回の為に用意(他でも利用できますが)した呉工業の「凍結浸透ルブ」
固着したボルトをー33℃に冷却してナットとの間にスキマを開けて同時に潤滑剤を浸透させるスプレーです。よくボルトを炙ったりってのは知ってはいましたがコレは(ボルトが固着していたかは不明ですが)ボルトもナットも壊さず外せるので、これからのDIYでも利用できそうですねぇ。


で、まずは4本のボルトに適当に凍結浸透ルブを吹いておき、潤滑剤を浸透させておきます。
ノーマルコペンでは問題ないですが当方のコペンの自作補強が邪魔なので青色丸印のボルト(クロスメンバー固定ボルト)を緩めて外しておきます。


ある程度時間を置いて、インパクトレンチで一気に緩めます。
潤滑剤が効いたのか?レンチの力か?すんなり回ってくれました。


ボルトは全部抜かないで(抜いたらエンジンメンバーごと落ちますよ)少しづつ緩めていきます。
フロント側はジャッキUPポイントのジャッキで支えてリア側は以前使っていた古いジャッキで支えて作業しました。
ある程度緩めたらジャッキを下げて、またボルトを緩めての繰り返しです。
リジカラを入れるのにメンバーとボディに2cm程度(もうちょっとあるとやりやすい)スキマがあれば取り付け可能なのでボルト長には十分余裕があります。ある程度均等に出来たら1本(フロント側が楽)外して実際にボルト長を確認してどれくらいまで下げられるか確認してみるといいと思います。


フロント側はこの程度、指2本分でしょうか?
フロントのリジカラは薄いので入りそうですがキッチリハメようとするとこれくらいは(見えないので)必要。


リア側もコレくらいですがリア側のリジカラは厚みがあるので、、、。
なお当方のコペンは3本スポークなのでスポークのスキマから確認できましたがデザインが違うホイールでは素直に外した方がいいかもしれませんね。


取り付け中に迷うといけないので使用するリジカラ目印をしておきます。


リジカラを取り付けする場所1本のみ取り外し、付属のリジカラグリス(カッパーグリス)を塗りたくり説明書通り取り付けしていきます。
リジカラグリスってのは銅粉末入りの耐熱グリスでしょう。耐熱・通電・錆防止、-30℃~1200℃で使用可能でネジのカジリや焼き付き防止効果、ボルトのトルク安定があります。
リジカラでの説明ではリジカラとボルト等の勘合性、つまり嵌り具合を良くするとあります。

普通に考えればリジカラで強固に締結した場合、フロントタイヤからの路面入力が増える=振動が多くなると考えるのが普通と思いますが、リジカラ効果として路面からの入力が減少したりエンジン振動が減ると書かれていますが案外この塗りたくったリジカラグリスによるところも多いのかも知れませんね。

フロント側はタイヤを外さない場合、ちょっと奥まった場所なのでエンジンメンバーとボディ間のリジカラが取り付けしにくいのですが、リジカラグリスは粘度があるので塗っておいてボルトを通していくと自然に貼り付いてスルリと定位置に入ってくれました。


付属のリジカラグリスは多いとは言えないのでこんな感じで塗っておきました。
ネジを締め付ければスキマに入り込むでしょう。ツバの部分は先に塗り付けしておきます。
リジカラをセットしたボルトはテーパー部分がボルト穴に掛かる程度まで締め込んで次のボルトにいきます。

リアは手がグリスまみれだったので写真がありません。
ひとつ問題?として説明書にあるように緑色のシールが貼ってあるリジカラでは遊びが大きすぎました。
予備というか余る予定の無印のリジカラの方がまだ遊びが少なかったので今回はそちらを取り付けしました。元々選択式ということでしたので想定内ではありましたが。
リジカラのイメージとしてはほぼスキマ無くキッチリ入る印象でしたがやはり工業製品という事で若干の余裕はあるようで、それを埋める為のグリスなのかも知れません。
あるいは当方のコペンは2002年式のLA-L880KだからであってABA-L880Kであればピッタリなのかも?

すべてのボルトにリジカラをセットしたら対角線に締め上げていきます。
電動レンチを使いたくもなりますが我慢して手締めでジワジワ上げていきます。
上げていく事でリジカラのテーパー部分が大きすぎる穴に嵌り込んでエンジンメンバーの位置を「矯正」していくからです。
時々横から確認して各ボルトが同じように締まるように調整しながらゆっくり作業しました。
ある程度手応えがあってもリジカラは変形して潰れていく事でスキマを埋めて固定されていく製品ですので手で感じながらさらに絞め込んでいきます。
トルクレンチが使えれば良かったのですが、生憎当方所有のモノでは使用不可能でしたので手ルクレンチと電動インパクトレンチのチョイ締めにて対応いたしました。

なおリジカラQ&Aでは増し締めは不要だがトルクチェックはしろ、とあります。
当方的にはあるショップの言う通り500kmくらい走行してから一度増し締めする方がいいかと思います。
(もちろん異音等発生するようなら即チェックですが)

最後にリアにステッカーを貼り付けてさり気ないアピール?




それではお待ちかねの試走タ~イム!

まずはリジカラでよく?出てくるアライメント調整が必要なのか?ってところですが。
当方コペンでは大体コレくらいズレたようで、意外と優秀なのかどうなのか?
ただ、ハンドルの遊びの範疇みたいでよく分からない感じですねぇ。
ズ~っと直進していると「お?ハンドルズレてるやん」と思うくらいかしら?

で、リジカラHPで上げられている「効果」をそれぞれ検証してみました。

①エンジン始動時の不快なプルプル感(振動)が減る。
まず「エンジン始動時の不快なプルプル~」ってのが意味不明ですが要するにエンジンスタート時のちょっと車体が揺れる感じでしょうか?当方としては「おっ!エンジン元気だしちょっと行ってくるか!」ってなもんで不快じゃないんだけどなぁ。世の中にはパソコンみたいにピッとスイッチ入れたら走り出す車がいいって人もいるんかねぇ。
って事で検証不可能でした。

②振動が軽減されアイドリング状態での静粛性が増します。
コレなんですが検証できていません、すみません。
今日の〆の弄りとしてエンジンコンディショナーを吹き込んじゃったんでアイドリング高めになってしまい常用回転である730rpm付近にならなかったので(大体このくらい低回転だと結構振動が気になる)もっとも振動が気になる部分では、なんとも。
ただ①とも被りますが、全体的に振動というものが減少している印象(妙な言い回しだ)はありますね。
リジカラの説明でいけば、点で接触していたエンジンメンバーとボディ間がアルミを介して面接触する事で、、、どうなんでしょう?
ただ、試走は2時間弱しましたが距離を走るうちに段々と変化に気づきまして。
走り始めは「ん?なんだ、あんまり変化していないかなぁ」って感じでしたが、全体的に微振動が減少している感じがジワジワわかります。

③④⑤直進性向上と路面からの突き上げが「ドン」が「トン」、滑らかな走行とロール感、疲労減少。
面倒なんでまとめて書いちゃう。
アライメントが狂ったのか?ハンドルはセンターから若干ズレてますが、直進安定性は確かに向上していますねぇ。カーブでの修正舵がまったく不要で車体が安定しています。
突き上げは確かに減少していて非常に静か、ですがコレが嫌な人もいるかもしれません。
ホラ、オープンカーってブルブルしてるのが良いって変態もいるかもしれないし、、、。

と、いう事で全体的な印象としては「ドッシリ感」そして「安定感」ですね。
持病である「ガタピシ音」も減少し、直進安定性が上がったので速度を上げてもまったく不安を感じませんし、「速度の乗り」が良くなった印象さえありますねぇ。

はてさて、試走開始では「」と思いましたがだんだんと効果を実感できるリジカラ。
当方のように補強まみれでも体感する事が出来た、オススメのパーツになります。

*なお当方は自己責任という事で今回DIYにて施工しました。十分に安全対策をして尚且つ車体下に体を入れない方法で十分可能でした。マネされる方がいたら十分に気を付けて作業を行ってください。
少しでも不安要素があったら無理せず中止も検討願います。好きなことでケガをするのは面白くないですからね。
なお、マネされて何らかの損害が発生しても責任は取れませんのであしからず、、、。

それでは明日の新春初弄り第二弾!でお会いしましょう~~
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性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。
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