定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが
2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。
初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
2017年 2月20日 天候 雨
と、いう訳で
本日雨のために半日で仕事を上がりまして、、、。
以前より下準備していたあるブツを投入いたします。
自作風味溢れる一品。
「インナーベンチュリーインテークパイプ」です。
え?「インナーベンチュリー」ってなんだって?
では、少々薀蓄から入っていくとしましょうか、、、。
(妄想とも言う、、、)
と、いう訳で
本日雨のために半日で仕事を上がりまして、、、。
以前より下準備していたあるブツを投入いたします。
自作風味溢れる一品。
「インナーベンチュリーインテークパイプ」です。
え?「インナーベンチュリー」ってなんだって?
では、少々薀蓄から入っていくとしましょうか、、、。
(妄想とも言う、、、)
Q COPEN! > DIYエンジンルーム編 > インナーベンチュリー IN インテーク?を自作した話
で、インナーベンチュリーですが
キャブレターに付いている部品の事です。
キャブレターは日本語で気化器というそうでして
エンジンの吸気の負圧でもってガソリンを細い管から吸いだして
吸気と混ぜて混合気にして燃焼させます。
エンジンの回転が高い場合は吸気の速度も速いので
安定して混合気が出来るのですが
アイドリングなどの低回転時は当然ながら
エンジンの吸気負圧もそんなに高くないです。
すると安定して混合気が作れない(うまく混ざらない?)ので
エンジンの回転に影響してきます。
そこでインナーベンチュリーですが
ガソリンの噴出し口?の部分に口径の小さな管をつけます。
吸気された空気はこの小さい管に入ると
流速が上がります。(ベンチュリー効果)
インナーベンチュリーをつける事で
大きい口径のキャブレターをつけられ
より多くの空気をエンジンに送り込む事が出来ます。
エンジンが必要とする吸気量を確保し
安定した混合気も供給する事ができます。
、、、、、、なぁ~んてくらいの理解なんですが
もし違っていたらどぅもスミマセン。
ま、まぁ当たらかざずともまったく間違いでは無い、、と思います。
んで、これを当方の車に応用してみると
どうだろうか??
これは当方が数年前に製作した
シリコンホースとアルミパイプの自作インテーク。
画像上がスロットル側です。
スロットル手前に大きな膨らみを作っていますが
これは空気溜め、「コレクタータンク」です。
純正で「サージタンク」がありますが
それの補助パーツというかなんというか、、、。
ターボ車の場合ですが
アクセルを踏んでブーストを掛けて加速していて
一度アクセルOFFにして、すぐに踏みなおして
加速します。
こういった操作の時ですが
アクセルをOFFにした瞬間に
それまでエンジンに吸気されていた空気が
(スロットルが閉まるために)行き場を失い逆流します。
純正状態ではこの時
ブローオフから余剰空気が排出される訳ですが
すぐに踏みなおした時に
所謂「ターボラグ」ですがアクセルの動きに対して
車の加速が追いつかない瞬間が出来ます。
この「コレクタータンク」というのは
そのアクセルOFFで逆流した圧縮空気をいくらかでも溜め込んで
次の加速に備えるための「空気溜め」です。
(もっともアクセルOFFが長ければあまり意味がないでしょうが)
溜め込まれた空気は軽く圧縮された空気であり
スロットルを開ければ即エンジンへと吸い込まれていきます。
多少のレスポンスUPが期待できます。
ただ、問題が一点。
エンジンの高回転時は
内径の大きなコレクタータンクが
逆に吸気抵抗になってしまう点です。
インテークパイプ内を流れてきた吸気は
コレクタータンク部分で急激に広がる空間で
流速が遅くなります。
コレクタータンクからスロットル部へ行く部分に
ファンネルを取り付けしていますが
吸気抵抗にはなります。
(これもベンチュリー効果ですね)
特に軽自動車などの排気量が少ない場合
無駄に太いインテークでは
吸気慣性効果?が機能しません。
(吸気慣性効果、とはインテークパイプが細く長い場合
一度エンジン側へ流れ出した空気は質量がある為に
急激に止まる事が出来ない。
これにより、より多くの空気を燃焼室に送り込む事が出来る)
コレクタータンクの空間は
上記の吸気慣性効果を無しにしてしまうモノです。
はてさて前置きが非常に長くなりましたが
もうお分かりとは思いますが
このコレクタータンク内にインナーベンチュリー
つまり小さい管を入れて
コレクタータンクをパスして
ダイレクトにスロットルへ吸気しよう、という訳です。
ブーストを掛けて加速中は
コレクタータンクに来た空気の流れは
タンク内に拡散する前にインナーベンチュリーに吸い込まれ
そのままタンク出口に流れます。
内径が細めにしてあるので
ベンチュリー効果で流速も上がります。
そしてスロットルへ流れていきます。
アクセルOFF時は逆流した空気は
タンクに入ってくる空気と衝突する為に
タンク内部に拡散する(ハズ)のです。
まぁ実際問題そんなにうまくいくか
かなり疑問ですが、、、。
ささ、実験実験。
これは数日前に製作した
インナーベンチュリーです。
予算の都合上ステン巻き鉄パイプです。
それにファンネル代わりに
100均のワインの計量カップみたいなのを
適当に切って貼り付けしています。
接着には信頼のセメダインスーパーX。
とりあえず数時間の格闘の末
なんとかタンク内に納めた図。
少し傾いているのは目の錯覚です。
若干考えていたよりインナーベンチュリーのサイズが大きいですが
まぁ問題ないでしょう。
どのみちどれくらいが最適径かわかんないですし、、、。
これだけでは面白くないので
インテークパイプ内の流れを改善するべく
パイプの曲がり部分に「導風板」を設置してみます。
100均のワイン温度計を適当に切り刻んで、、、。
インテークパイプに押し込んでいきます。
ワイン温度計はテンションが掛かってるんで
中で多少突っ張ってくれるようです。
0.5mmのアルミ板を折り曲げして1mm厚にして
導風板を製作して投入します。
適当な作りと採寸の導風板の図。
後はすべて組みなおして元通りにするだけ。
一応製作したがスロットル前の導風板は
スーパーXの乾き待ちなので次回に持ち越し。
(ついでにインタークーラー出口に導風板も設置予定)
そして日も暮れた頃
100均に新たなDIY素材買出しを兼ねて
試験走行に行ってきました。
インナーベンチュリー取り付け前と比較
(あくまで主観のみ)ですが
取り付け前は
ゼロ発進でアクセル踏んで加速するまでの間に
若干の「タイムラグ」がありました。
加速→減速→加速などの際もホンの少しありました。
所謂ターボラグですね。
インナーベンチュリー取り付け後ですが
このタイムラグがほとんど無くなりました。
アクセルに対しての反応が向上していて
さらに若干トルクUPしている感じもします。
(ついでに言うとクリープ現象での前進も強くなったような?)
自作インテーク取り付け後に感じていた
「ちょっとモッサリ感」が無くなって
キビキビ走る、とでも言うのか、、、。
まぁ単に純正インテークに戻っただけ、なのかも。
という訳で
直したのか壊したのか不明ですが
とりあえず欲求不満は解消しました。
これをさらに改良するならば
一度拡大したインテークパイプ(現状50パイ)を
純正相当に戻してコレクタータンクと繋ぐか
あるいはコレクタータンクの大型化か、、、。
その内考えてみます。
キャブレターに付いている部品の事です。
キャブレターは日本語で気化器というそうでして
エンジンの吸気の負圧でもってガソリンを細い管から吸いだして
吸気と混ぜて混合気にして燃焼させます。
エンジンの回転が高い場合は吸気の速度も速いので
安定して混合気が出来るのですが
アイドリングなどの低回転時は当然ながら
エンジンの吸気負圧もそんなに高くないです。
すると安定して混合気が作れない(うまく混ざらない?)ので
エンジンの回転に影響してきます。
そこでインナーベンチュリーですが
ガソリンの噴出し口?の部分に口径の小さな管をつけます。
吸気された空気はこの小さい管に入ると
流速が上がります。(ベンチュリー効果)
インナーベンチュリーをつける事で
大きい口径のキャブレターをつけられ
より多くの空気をエンジンに送り込む事が出来ます。
エンジンが必要とする吸気量を確保し
安定した混合気も供給する事ができます。
、、、、、、なぁ~んてくらいの理解なんですが
もし違っていたらどぅもスミマセン。
ま、まぁ当たらかざずともまったく間違いでは無い、、と思います。
んで、これを当方の車に応用してみると
どうだろうか??
これは当方が数年前に製作した
シリコンホースとアルミパイプの自作インテーク。
画像上がスロットル側です。
スロットル手前に大きな膨らみを作っていますが
これは空気溜め、「コレクタータンク」です。
純正で「サージタンク」がありますが
それの補助パーツというかなんというか、、、。
ターボ車の場合ですが
アクセルを踏んでブーストを掛けて加速していて
一度アクセルOFFにして、すぐに踏みなおして
加速します。
こういった操作の時ですが
アクセルをOFFにした瞬間に
それまでエンジンに吸気されていた空気が
(スロットルが閉まるために)行き場を失い逆流します。
純正状態ではこの時
ブローオフから余剰空気が排出される訳ですが
すぐに踏みなおした時に
所謂「ターボラグ」ですがアクセルの動きに対して
車の加速が追いつかない瞬間が出来ます。
この「コレクタータンク」というのは
そのアクセルOFFで逆流した圧縮空気をいくらかでも溜め込んで
次の加速に備えるための「空気溜め」です。
(もっともアクセルOFFが長ければあまり意味がないでしょうが)
溜め込まれた空気は軽く圧縮された空気であり
スロットルを開ければ即エンジンへと吸い込まれていきます。
多少のレスポンスUPが期待できます。
ただ、問題が一点。
エンジンの高回転時は
内径の大きなコレクタータンクが
逆に吸気抵抗になってしまう点です。
インテークパイプ内を流れてきた吸気は
コレクタータンク部分で急激に広がる空間で
流速が遅くなります。
コレクタータンクからスロットル部へ行く部分に
ファンネルを取り付けしていますが
吸気抵抗にはなります。
(これもベンチュリー効果ですね)
特に軽自動車などの排気量が少ない場合
無駄に太いインテークでは
吸気慣性効果?が機能しません。
(吸気慣性効果、とはインテークパイプが細く長い場合
一度エンジン側へ流れ出した空気は質量がある為に
急激に止まる事が出来ない。
これにより、より多くの空気を燃焼室に送り込む事が出来る)
コレクタータンクの空間は
上記の吸気慣性効果を無しにしてしまうモノです。
はてさて前置きが非常に長くなりましたが
もうお分かりとは思いますが
このコレクタータンク内にインナーベンチュリー
つまり小さい管を入れて
コレクタータンクをパスして
ダイレクトにスロットルへ吸気しよう、という訳です。
ブーストを掛けて加速中は
コレクタータンクに来た空気の流れは
タンク内に拡散する前にインナーベンチュリーに吸い込まれ
そのままタンク出口に流れます。
内径が細めにしてあるので
ベンチュリー効果で流速も上がります。
そしてスロットルへ流れていきます。
アクセルOFF時は逆流した空気は
タンクに入ってくる空気と衝突する為に
タンク内部に拡散する(ハズ)のです。
まぁ実際問題そんなにうまくいくか
かなり疑問ですが、、、。
ささ、実験実験。
これは数日前に製作した
インナーベンチュリーです。
予算の都合上ステン巻き鉄パイプです。
それにファンネル代わりに
100均のワインの計量カップみたいなのを
適当に切って貼り付けしています。
接着には信頼のセメダインスーパーX。
とりあえず数時間の格闘の末
なんとかタンク内に納めた図。
少し傾いているのは目の錯覚です。
若干考えていたよりインナーベンチュリーのサイズが大きいですが
まぁ問題ないでしょう。
どのみちどれくらいが最適径かわかんないですし、、、。
これだけでは面白くないので
インテークパイプ内の流れを改善するべく
パイプの曲がり部分に「導風板」を設置してみます。
100均のワイン温度計を適当に切り刻んで、、、。
インテークパイプに押し込んでいきます。
ワイン温度計はテンションが掛かってるんで
中で多少突っ張ってくれるようです。
0.5mmのアルミ板を折り曲げして1mm厚にして
導風板を製作して投入します。
適当な作りと採寸の導風板の図。
後はすべて組みなおして元通りにするだけ。
一応製作したがスロットル前の導風板は
スーパーXの乾き待ちなので次回に持ち越し。
(ついでにインタークーラー出口に導風板も設置予定)
そして日も暮れた頃
100均に新たなDIY素材買出しを兼ねて
試験走行に行ってきました。
インナーベンチュリー取り付け前と比較
(あくまで主観のみ)ですが
取り付け前は
ゼロ発進でアクセル踏んで加速するまでの間に
若干の「タイムラグ」がありました。
加速→減速→加速などの際もホンの少しありました。
所謂ターボラグですね。
インナーベンチュリー取り付け後ですが
このタイムラグがほとんど無くなりました。
アクセルに対しての反応が向上していて
さらに若干トルクUPしている感じもします。
(ついでに言うとクリープ現象での前進も強くなったような?)
自作インテーク取り付け後に感じていた
「ちょっとモッサリ感」が無くなって
キビキビ走る、とでも言うのか、、、。
まぁ単に純正インテークに戻っただけ、なのかも。
という訳で
直したのか壊したのか不明ですが
とりあえず欲求不満は解消しました。
これをさらに改良するならば
一度拡大したインテークパイプ(現状50パイ)を
純正相当に戻してコレクタータンクと繋ぐか
あるいはコレクタータンクの大型化か、、、。
その内考えてみます。
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年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。