定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが
2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。
初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
2015年 5月3日 天候 ず~っと雨
ボンネットダクトを作り変えた話(前編)←こちらが前フリです。
と、言うわけでいよいよボンネットを切り刻んで参ります。
まず、その前に正確に穴あけ位置を割り出していきます。
だって、失敗したら即大型ゴミ誕生ですから。
大型ゴミになったか気になる方は、右下の「more」をドゾ
ボンネットダクトを作り変えた話(前編)←こちらが前フリです。
と、言うわけでいよいよボンネットを切り刻んで参ります。
まず、その前に正確に穴あけ位置を割り出していきます。
だって、失敗したら即大型ゴミ誕生ですから。
大型ゴミになったか気になる方は、右下の「more」をドゾ
Q COPEN! > DIY外装編 > ボンネットダクトを作り変えた話(中編)
ベンツダクトを予定位置に投入する為
まずはエンジンルームの「ラジエターコアサポート」の位置をボンネット上に表します。
こんな感じにマスキングテープでボンネット下の位置を出していきます。
画像の、ボンネットに乗せているダクトが、例のベンツダクトW210です。
ご覧の通り余裕はありません。
使用するのはマスキングテープとメジャー、ダクトの型紙等。
ちなみに、ラジエターコアサポートとは要するに、ラジエター・電動ファンなどが取り付けされているフレーム状の樹脂パーツです。
下の画の赤で囲った部分が、ちょうどボンネットと接するコアサポート上部分で、黄色丸位置はコアサポート裏側部分。
ダクト取り付けの理想・希望的な位置は、このラジエターコアサポートとエンジンの間の空間です。
ちなみに中央黄色丸ですが、ここにはタービン・エキマニ等があるので、この上に直接穴あけは避けた方が無難かも知れません。
なぜなら、ボンネットに穴を開ける=雨水が浸入しやすくなるから、です。
気分的にタービンやエキマニが常時濡れる仕様は、あんまりイヤなんで。
基本的にエンジンは濡れた程度で壊れはしませんが、サーキット走行ではなく一般道を走行する前提(しかも足車)ですから、慢性的に濡れていたのではサビ発生・故障などリスクが高まります。
まぁ、こんな事やっててリスクもへったくれもありませんが、一応。
何度か、取り付け位置を確認・修正していて、わかった事は
ベンツダクトが弓なり形状な為、左右はほぼ理想位置に穴あけ出来そうだが、中央部分はラジエターコアサポート上部分くらいになりそうな事。
これは、うれしい誤算です。タービン上部は避ける事ができて、タービン周辺部の熱気を効果的に排出出来れば、エンジンルームの最大の熱源であるタービン・エキマニ・触媒周辺部の雰囲気温度を下げる事ができそうです。
さらに排気系の周辺温度を下げて、上がり難く下がり易い温度環境にすれば、シリンダーヘッド辺りの温度上昇も幾分、気持ち抑える事が出来るかと。
タービンなどの周辺=雰囲気温度、です。
排気温度の低下は一概に良い事ばかりではありませんが
不必要な温度上昇は避けた方が無難との判断です。
排気温度が下がるという事は、その排気で回しているタービンのパワーが下がるという事です。
(燃焼室からタービンに入るまでの温度が、ですね)
触媒の活性温度が300℃~400℃、燃焼室直後は700℃程度で、普通の状態のようです。
燃焼室はさておいて、触媒は環境保護の観点から、最近の車は始動時に少しでも早く活性温度に上昇するようにエンジンに近い位置での取り付けになっているようです。
逆に言えば、通常走行時はエンジンの排熱の影響をより受けやすい、とも言えるかなと。
(コペンの場合は、レイアウト的にそうなったと言うか、せざるを得なかった感はありますが)
これを読まれている方に誤解してほしくないのですが、当方はメーカーが実験して問題ないとしている部分が間違っているとは言っていません。実際、壊れる事はない(メーカーが保障している)と思います。
ただ、軽自動車という事もあり高回転を常用する必要が常にある状態で、少しでもエンジンからの余剰熱を車外へ排熱したい、というだけです。
こう書くと「エンジンが熱くなるのは余分な熱を放射しているだけだから問題ない」という声が出てきそうですが、本来、エンジンルームの熱気は排出された余剰熱が溜まっただけで、なんら性能に寄与していません。
エンジンの熱管理は、ラジエター・エンジンオイルなどの冷却系で完結されており、だからこそ「すし詰めエンジン」でも問題がないのです。(ラジエターに走行風を当てるだけ)
少々調べてみましたが、エンジンの適温は80℃~100℃と具体的数字が上がっていますが、エンジンルームの温度と検索してもあまり適温や影響についての例が出てこない。
(計測した等は、いろいろ個人法人で出てくるが、唯一エンジンルーム熱害で検索するとそれっぽいのが出てくるところを見ると、製造側の考えもエンジンルーム雰囲気温度はあまり上げたくない様子。
ただ、最近の車の高性能化・補機類やデザイン・静粛性・空力などの問題でより空気が通り難いエンジンルームになってきて、熱害の問題も出てきている感じかな?)
よく、「コペンのエアコンは効きが悪い」「コペンのエンジンは温度は上がりやすい」といった評価があるが(当方もそう感じるが)
おそらく低い車高などのデザイン的な部分もあって、エンジンルームに余裕が無いのが主たる原因なのだろう、と思う。
相方の足車になっているムーブ(ダイハツ・NA)のエンジンルームも見るが、エンジン上部にしっかり空間があり、空気の流れ的に余裕がありそうであった。
エアコンについても、何故か?MOVEの方が良く効くよーな気が?
まぁあんまりエアコン使うと、パワーダウン激しいので嫌いなんだから、いいか。
上の画は、ボンネット裏側。
赤枠がボンネットコアサポートが接してくる位置で、黄色丸位置より空気を抜きます。
裏骨はカットせず、雨水対策の雨どいとして利用します。
穴位置としては、ダクト左右は裏骨から外れた位置になるので、新規にアルミ板等で雨受けを考える必要がありそうです。
中央部分はちょうど裏骨辺りになるので、タービンが直接雨に当たる状況にはなりそうにありません。裏骨とボンネットの間が1cmくらい(指の先が入る程度)開いていますので、穴さえ開いていれば空気の通り道になります。
むしろ、ダクトで上手く負圧を発生させれば勝手に隙間を通って空気抜けますから。
なんか、実際の作業を書こうと思っていたのに随分長文になったので、続きは後編へ。
まずはエンジンルームの「ラジエターコアサポート」の位置をボンネット上に表します。
こんな感じにマスキングテープでボンネット下の位置を出していきます。
画像の、ボンネットに乗せているダクトが、例のベンツダクトW210です。
ご覧の通り余裕はありません。
使用するのはマスキングテープとメジャー、ダクトの型紙等。
ちなみに、ラジエターコアサポートとは要するに、ラジエター・電動ファンなどが取り付けされているフレーム状の樹脂パーツです。
下の画の赤で囲った部分が、ちょうどボンネットと接するコアサポート上部分で、黄色丸位置はコアサポート裏側部分。
ダクト取り付けの理想・希望的な位置は、このラジエターコアサポートとエンジンの間の空間です。
ちなみに中央黄色丸ですが、ここにはタービン・エキマニ等があるので、この上に直接穴あけは避けた方が無難かも知れません。
なぜなら、ボンネットに穴を開ける=雨水が浸入しやすくなるから、です。
気分的にタービンやエキマニが常時濡れる仕様は、あんまりイヤなんで。
基本的にエンジンは濡れた程度で壊れはしませんが、サーキット走行ではなく一般道を走行する前提(しかも足車)ですから、慢性的に濡れていたのではサビ発生・故障などリスクが高まります。
まぁ、こんな事やっててリスクもへったくれもありませんが、一応。
何度か、取り付け位置を確認・修正していて、わかった事は
ベンツダクトが弓なり形状な為、左右はほぼ理想位置に穴あけ出来そうだが、中央部分はラジエターコアサポート上部分くらいになりそうな事。
これは、うれしい誤算です。タービン上部は避ける事ができて、タービン周辺部の熱気を効果的に排出出来れば、エンジンルームの最大の熱源であるタービン・エキマニ・触媒周辺部の雰囲気温度を下げる事ができそうです。
さらに排気系の周辺温度を下げて、上がり難く下がり易い温度環境にすれば、シリンダーヘッド辺りの温度上昇も幾分、気持ち抑える事が出来るかと。
タービンなどの周辺=雰囲気温度、です。
排気温度の低下は一概に良い事ばかりではありませんが
不必要な温度上昇は避けた方が無難との判断です。
排気温度が下がるという事は、その排気で回しているタービンのパワーが下がるという事です。
(燃焼室からタービンに入るまでの温度が、ですね)
触媒の活性温度が300℃~400℃、燃焼室直後は700℃程度で、普通の状態のようです。
燃焼室はさておいて、触媒は環境保護の観点から、最近の車は始動時に少しでも早く活性温度に上昇するようにエンジンに近い位置での取り付けになっているようです。
逆に言えば、通常走行時はエンジンの排熱の影響をより受けやすい、とも言えるかなと。
(コペンの場合は、レイアウト的にそうなったと言うか、せざるを得なかった感はありますが)
これを読まれている方に誤解してほしくないのですが、当方はメーカーが実験して問題ないとしている部分が間違っているとは言っていません。実際、壊れる事はない(メーカーが保障している)と思います。
ただ、軽自動車という事もあり高回転を常用する必要が常にある状態で、少しでもエンジンからの余剰熱を車外へ排熱したい、というだけです。
こう書くと「エンジンが熱くなるのは余分な熱を放射しているだけだから問題ない」という声が出てきそうですが、本来、エンジンルームの熱気は排出された余剰熱が溜まっただけで、なんら性能に寄与していません。
エンジンの熱管理は、ラジエター・エンジンオイルなどの冷却系で完結されており、だからこそ「すし詰めエンジン」でも問題がないのです。(ラジエターに走行風を当てるだけ)
少々調べてみましたが、エンジンの適温は80℃~100℃と具体的数字が上がっていますが、エンジンルームの温度と検索してもあまり適温や影響についての例が出てこない。
(計測した等は、いろいろ個人法人で出てくるが、唯一エンジンルーム熱害で検索するとそれっぽいのが出てくるところを見ると、製造側の考えもエンジンルーム雰囲気温度はあまり上げたくない様子。
ただ、最近の車の高性能化・補機類やデザイン・静粛性・空力などの問題でより空気が通り難いエンジンルームになってきて、熱害の問題も出てきている感じかな?)
よく、「コペンのエアコンは効きが悪い」「コペンのエンジンは温度は上がりやすい」といった評価があるが(当方もそう感じるが)
おそらく低い車高などのデザイン的な部分もあって、エンジンルームに余裕が無いのが主たる原因なのだろう、と思う。
相方の足車になっているムーブ(ダイハツ・NA)のエンジンルームも見るが、エンジン上部にしっかり空間があり、空気の流れ的に余裕がありそうであった。
エアコンについても、何故か?MOVEの方が良く効くよーな気が?
まぁあんまりエアコン使うと、パワーダウン激しいので嫌いなんだから、いいか。
上の画は、ボンネット裏側。
赤枠がボンネットコアサポートが接してくる位置で、黄色丸位置より空気を抜きます。
裏骨はカットせず、雨水対策の雨どいとして利用します。
穴位置としては、ダクト左右は裏骨から外れた位置になるので、新規にアルミ板等で雨受けを考える必要がありそうです。
中央部分はちょうど裏骨辺りになるので、タービンが直接雨に当たる状況にはなりそうにありません。裏骨とボンネットの間が1cmくらい(指の先が入る程度)開いていますので、穴さえ開いていれば空気の通り道になります。
むしろ、ダクトで上手く負圧を発生させれば勝手に隙間を通って空気抜けますから。
なんか、実際の作業を書こうと思っていたのに随分長文になったので、続きは後編へ。
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プロフィール
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take
年齢:
50
性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。