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定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが 2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。 初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
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2017年 5月7日 天候 晴れ

楽しい楽しいGWも最終日
本当ならゆっくり英気を養って明日からの仕事に備えたいところですが、、、。
どうしても水冷式オイルクーラーの配管を取り付けしてみたくなって最終日もDIY。

Q COPEN! > DIYエンジンルーム編 > 水冷式オイルクーラーの冷却水配管設置、他手直し

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純正で最初から付いている車両は
ちゃんと水冷式オイルクーラー用の配管が設置されている(当然)ですが後付となると話は別。
単純に考えればラジエターのアッパー、ロアーホースより分岐するのが考えられます。
現にそういったキットも存在するようで、、、、。
ただ、ラジエターのアッパー、ロアーからだと「冷えた冷却水」がオイルクーラーに循環する事に。
サーキットなどではとにかく冷却命な訳でそういうレイアウトになるのですが
基本街乗りオンリーな当方です。
しかも別に空冷式オイルクーラーを取り付けしているので
何でもかんでも冷やせばいいってモンじゃない。
さらに、ラジエターホース分岐方式だと
本当に必要量の冷却水が循環するのか?」ちょっと不安。
流体でも人生でも
抵抗の少ない流れやすい方に流れるのは
必定、真理です

太いラジエターホースと内径9mmのゴムホース、どっちを選ぶ??

もう少し突っ込んで、ヒーターホースの経路に割り込ませるのはどうか?
ホンダビートなどでは後付キットでヒーターホースに繋ぐ水冷式オイルクーラーがあります。
これはOKな気がしますが、、、、。

車の冷却系統は大きく3つのセクションがあって
エンジン内部経路、ラジエター冷却経路、ヒーター経路に分ける事ができるそうです。
エンジン内部経路はラジエター経路とサーモスタットで繋がれていて
エンジンが冷えている時はサーモが閉じてエンジン内部をグルグル冷却水が循環します。
これはエンジンで発生する熱を冷却すると同時に溜め込んで、エンジンを早く暖めるためです。

何故か?
ご存知とは思いますが、エンジンのシリンダーやピストンは金属なので熱によって膨張します。
エンジン設計時に暖気後の金属の膨張率を計算してピストンやシリンダーサイズを製造します。
なので暖気終了後のエンジンが本来の設計上のエンジンの姿という事になります。
この時、各部品のクリアランスが最適になり、よく言われるブローバイの吹き抜けもピストンのガタも
最小になるのです。
この為、オイルや冷却水の過度な冷却は、設計上の最適な状態から外れるだけのデチューンで
エンジン寿命を縮める要因ともなります。

で、エンジン暖気後そのまま温度が上昇していくとオーバーヒートしてしまいます。
サーモスタットが徐々に開き、ラジエターに溜まっている
冷えた冷却水がエンジン経路に流れ込んでいきます。
以降、ラジエターで外気と熱交換しつつ運転されます。

で、ヒーター経路です。
一部車種では冷房時などに「ウォーターバルブ」で車内のヒーターコアへの冷却水流入を抑制する機構があるようですが調べた限りではコペンはヒーターコア常時循環のようです。
(ただ、夏場温度調整のダイヤルをHOT側にしているとヒーターコアとブロアーの間のフラップが
閉じないので微妙に車内が温く足元が暖まりますのでエアコンを切っている時でも
夏場は温度調ダイヤルをCOOL側に回しておいた方がいいみたいです)
もし、ウォーターバルブがある場合は他から冷却水を分岐しないと水冷式オイルクーラーの
売りのひとつである「すばやくオイルを温める機能」が使えません。

ただ、配管を見ていて思ったのですが
ヒーター側への冷却水経路はちょうどサーモスタット根元から分岐しているようですので
もしかしたらエンジン冷間時はヒーター側への流れは(サーモスタットに連動?して)
カットしているかもしれません。
(カットしていないとするとヒーターコアで放熱してしまうので暖気完了が遅れる)
もし、カットしているとすればせっかくのオイルクーラーもエンジンが暖気終了後でないと
機能しない事になります。

という事で当方は割り込んでも問題なさそうなスロットル冷却水配管をカットする事に。
エンジン上部で作業性が良好な点とオイルクーラーの配管と同サイズである事
そして吸気温度上昇の要因のひとつになるくらいですので冷却水が確実に循環しています。

問題点としては
オイルクーラーとちょっと離れすぎているので
配管が長くなってしまう事でしょうか。

昨日に引き続きバンパー外し。
エアクリーナー撤去後、エアコンコンプレッサー下に水冷式オイルクーラーの配管があります。

ちょっと窮屈ですが、後日メッシュホースを追加して位置をずらすので仮設置です。
できれば水冷式オイルクーラーのパイプが逆向きに出てるモノに交換したいところですが、、、。
勿体無いのでこのまま使います。
 
用意したゴムホースは2m。
当然スロットルまでは足りません。
(行きと帰りの2配管ですから1本1m)
苦肉の策としてブーストチャンバー製作時に作ったアルミ配管作戦で行く事に。
配管経路は水冷式オイルクーラーからマフラー前を横切ってATミッション前で上に立ち上げて
インテークパイプ下を這ってスロットルに到達です。
前半はほぼ直線なのでアルミパイプでいきます。
採寸してカットして、切り口をラジオペンチなどで若干広げます。
ゴムホースの引っかかり、ビードの代わりなのと
少しでも流れの抵抗を減らしたいだけ、なんで少し広げるだけでOK。

広げたらヤスリでバリを取って滑らかにしておきます。
また今回はアルミパイプは1本もので使おうと思っていたんですが
思ったより曲げないと無理っぽいのでゴムホースを使って曲げ箇所にしました。
(パイプの曲げ方として砂を詰めて曲げるのは知っていますが、塩ビパイプに切り込みを
入れてその中に入れて曲げるとパイプが潰れないという方法があります。
それを真似してスプリングの中に入れて曲げるとアルミパイプが潰れないんじゃないか?と
スプリングまで用意していたんですが、若干サイズがキツくて検証できませんでした。
アルミ10mmパイプだと塩ビパイプという訳にもいかないんで
スプリングを思いついたんですが、誰かスプリングでパイプ曲げ検証してくれないかな?)



インテークパイプを取り去ります。
スロットル下に目的の冷却水配管があります。
片方はすでに分岐してブリーザータンクへ繋いでいるので、もう片方を使います。
ここだけ外すのならエンジン最上部なので冷却水はあんまり抜けません。

 
ATミッション前からエンジン上部へ引き回した配管。
要所を固定して接触を回避しておきます。
また今回はパイプクランプは使わず、耐候性のタイラップと2本掛けしています。
このタイラップ、耐熱性もままあってエンジンルームで使えるので重宝してます。
色がアイボリーしか売ってないのがアレですが。


後はこぼれた冷却水を補充して終了。
100均で見つけたデカ漏斗です。
ちょうどラジエター(ブリーザータンク)の口にピッタリ。
同じ100均の厚めの両面テープで塞げばエア抜きにちょうどいいですね。
今回も念入りにエア抜きしようと準備していたんですが
時間の都合であまり出来ず、、、。

水冷式オイルクーラーの作業は以上ですが
途中、ホーンの位置を直してみたりオイルキャッチタンクをずらしたり
ATF漏れの疑いのあるセンサー部分を組みなおしたりしていたので
夕方までかかってしまいました。

その後、行き着け?のコンビニとホームセンターまで試走してみましたが、
効果は?です。(当然か)
しいて言えば若干油温が上昇し始めるのが早くなったのかな?という程度です。
まぁ街乗りでももう少し長くドライブしないとわからないか、、、。
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プロフィール
HN:
take
年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。
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