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定番のルーフの指サックからスズキWGV、自作補強と数々の実験的DIYカスタムを試してきた初代COPEN。(車台番号2千5百番台の初期型)ですが 2019年6月ついにエンジントラブルで一時抹消、そして再度購入した平成14年式COPEN。 初代COPENで学んだ数々のDIY経験とテクニック?を元に更に自分仕様にバージョンUPしていきます。
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2015年 4月12日 天候 晴れ

以前、自作トランクバーのページを書いている時、書きながら構想が出来たので本日DIY作業をしてみたいと思います。

当方の車両には既にアルミパイプ19mm仕様のトランクバーが装備されています。
トランクバーを自作した話

ちなみにフロントはタナベサステックストラットタワーバーが装備中。

で、書きながら
「そうかータナベのはテンション掛けられるんだよなー。でもDスポとかは付けるだけかー。んン~?ストラットタワーバーとかテンション掛けたら良くなるみたいな記事どこかで見たよな?」
と、思い出し(その時はタワーバー付いた!で満足して実施しなかった)記事を探し出しました。

テンション掛けたらどうなのよ?って方は、右下の「more」をドゾ

Q COPEN! > DIY 補強編 > タナベ風トランクバーを作った話

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その前に、このテンションを掛けて取り付ける方法は、あくまで取り付け方法のひとつです。また、チューニングパーツ全体に言えることですが、思わぬ不具合の原因にもなりかねません。

このタワーバー、他の補強パーツにも言えることは万が一事故した場合予想以上に被害甚大になる事があります。バーで左右を繋ぐという事は、側面から突っ込まれた場合反対側まで影響が及ぶ可能性があり、一撃で廃車にもなりかねない事を頭に入れておく事が肝要です。

また、今回の記事はタワーバー取り付けで、効果がある前提で記載していますが、以前見た情報ではバー部分にはそれほど依存していない。あるいはバーの代わりにピアノ線のようなもの(つまり、バー自体は突っ張りで付けるのではなく、引っ張りで付けるべきで、その方が効果が出る、といった内容も見たことがあります。さらには、ストラットタワー補強パーツにはバー部分がない製品も存在する(タワーリングというらしい)ようですので、一言お断りしておきます。

また、関連情報としてはタワーバーの亜種とも言うべき「フレキシブルタワーバー」なるものがスバル車用に存在いたします。形状はグニャグニャ真ん中で折れるタワーバー的なモノで、紹介HPを見ましたが、横からの入力にはキッチリ反応し、片輪が段差に乗り上げるような状況では左右がずれて衝撃をいなすと何とも独創的な製品です。

ただ、ココで注目したのは「横からの入力には踏ん張って(つまり突っ張る)」と書いてあった事です。このフレキシブルタワーバーの設計思想には「タワーバーとは突っ張らなければ」という考えが見えます。(当方はそう解釈しました)
さらに、純正でタワーバー取り付け車両が、どんな取り付けをしているか、がわかれば答えが、つまり自動車メーカーがタワーバーに期待する性能が出ているのでは?と検索を掛けましたが明確に書いているのはんースバルくらいかと。
トヨタは86のカタログ見たけど剛性UPくらいでどちらの取り付けとも記載なし。ホンダは話題のS660で調べるもこちらも突っ張り・引っ張りどちらかわからず。
ハッキリ答えは出ませんでしたが、真相は「どっちも必要」だったりして。

なお、この取り付け方法を考え出したのは。当方ではありません。情報を参考に実践・実験し結果をフィードバックしているだけですので、この取り付け方法を実践している他サイトも検索の上、さらには、引っ張りで取り付けしている方のサイト等も(当方も探したんですが、なかなか無いですね。何故?)合わせてご一読下さい。

さて、と
チューニング雑誌等には足回り関係のパーツ取り付け1G状態(4輪が接地した状態)での取り付けがベストである、とする情報が載っていたりしますが、これは個人の考え方の相違、パーツに対するアプローチの違い、とも言えます。

この1G取り付けも関係するページを見ると、思わず納得してしまいますが今回は「実験」的な部分があり実施しようと決心いたしました。
この方法を真似されるのは結構ですが、不具合発生等リスク管理は実施者が負ってください。

その関連記事(というかページ)の内容の抜粋。

まず、基本的な考え方ですが、
どうして「ストラットタワーバー」なんてパーツを付けるのか?

当たり前の話ですが、「付けたいから」ではなくて!
車体の(フロントサスペンションの)剛性を上げよう!という考えで取り付ける訳です。他、弄ってるっぽいからカッコいいとか副産物もありますが、基本は剛性UPです。
では、何の剛性を上げるのか

答えは「コーナリング中のサスペンションの変形・歪みを抑制させる為、剛性を上げる」という事です。

通常のノーマル車はフロントサスペンション(リアも)のダンパー(ショックアブソーバー)には何も付いていない。純正でタワーバーが装備されている車種はあるが、コストダウンもあってか、無いものは無い。

そんなノーマル状態で、例えば速度が出た状態からブレーキング、コーナリングしたとすると、何が起きるのか?

フロントに荷重が乗ってサスペンションが沈み込むと、当然ストラットタワー部分に上へ押し上げる力が発生、しかしドライブシャフトなどで車体に結合されたタイヤ等足回りがあって、そのまま上に行かずストラットタワー部分(エンジンルームに見える取り付け部分)が、エンジンルーム側へ横に倒れるような動きをする。
(どれくらい動くかは何とも言えませんが、この歪みは発生する)
サスペンションを正面から見た形がで、上の開いた部分が内側に倒れる感じかな。

結果ホイールアライメントやボディの変形が起き、ハンドリング、ブレーキなどへ悪影響が現れる。
つまり、タワーバーなんて物をつけると言うことは、この変形・歪みを抑えたいが為である。

じゃあ、そのままポン付けすればいいではないか?それで効果は十分出るはず?

いやいや待ってくれ、せっかく購入したパーツを何の疑いもなく付けてもいいけど、其処はちょっと拘りたい処である。
恐らく「1G取り付け」でも効果は十分ある
しかしポテンシャルを十二分に発揮する取り付けがあるのではないか?

そこで、考え出されたのが、「テンション方式」(勝手に命名)である。
この「テンション方式」ですが、簡単な事でフロントならフロント、リアならリアを「ジャッキUPしてからタワーバーの取り付けを行う、ただそれだけです。
ジャッキUPですが、必ずタイヤが浮くまで上げてください。
接地状態では意味がありません

つまり、やり方としては

ジャッキUP→タイヤ浮く→ストラットタワー部分が歪む(外側に僅かに広がる)→その状態でタワーバー取り付け・本締め→ジャッキダウン→歪みが元に戻る→外側に僅かに常にテンションがかかる
結果、路面からの入力に対して抵抗力が上がる(だろう)。上記の歪み、変化で考えれば、ストラットタワー部分に下へ押し付ける力が働く事に(たぶん)なる。

特に前輪で駆動・操舵しているFF車には(もちろんFRでもMRでも)効果が高いと思われる。

と、いう事です。
なお、そんなにテンション掛けてボルトは、車体にダメージがあるのでは?と思いますが、歪むといっても数mm程度ですのでそこまで心配しなくても(たぶん)大丈夫と思います。

先ほど、タワーバーの効果はストラットタワー部分が内側へ倒れるのを抑制する事にある、と書いた。
つまり、タワーバーは外側に突っ張らせなくては意味が無い。左右を繋いでいるけども、アレは外側へ押している棒なのである。
と、言うことは取り付けも外へ向けて「突っ張らせれば」いいジャマイカッ!!

で、本題のDIY記録にやっと行きます。あ、関係なさそうなフロントの話をしたのは一番分かりやすそうなのと、装備品のタナベのフロントタワーバーの取り付けも変更したからです。
 
まず、材料。ステン巻きパイプ19mm、取り付けステー(写っていませんが)ボルト、ナットと今回の目玉部品「スペーシアユニプラスリムシリーズ・インサートナット19mm」です。
スペーシアとは有名なのはイレクター(矢崎化工)みたいな組み立てていろいろな物が作れるパイプのシリーズです。正直、19mmくらいならトランクルームにあっても邪魔じゃない、みたいな~。
インサートナットは要するに「足部分」です。ネジが切ってあって本来は高さ調節に使う訳ですが、今回はパイプに打ち込みボルトとナットで左右からテンションを掛けてやろうじゃマイカ、です。


コチラも今回の主役、取り付けステーです。が、加工しながら思ったんですが少々柔らかすぎデスネ。
まぁ対策は一応考えていますので。このステーを手力と万力、ペンチ等を駆使してトランクルームのトノカバーホルダー下に取り付けできるよう加工していきます。ステーの穴径はバッチリ!ボルトと合っていたのですが、穴のピッチ(穴と穴の間隔)はバッチリじゃありませんでしたので、追加でドリルにて穴あけしています。

これは、ホルダーカバー取り外し後ステーを何とか入れてみた図
キズだらけで苦労が偲ばれます?
カバー付けば見えませんが。

で、ホルダーカバー取り付け後。
よくよく考えれば車体→ホルダー(樹脂)→ボルトな訳で樹脂が一枚噛んでるんですよね。
下のボルトは「自作トランクバー」に固定ですからいいですが、もうちょっとガッチリ付く方法考えたいと思います。
 
ステン巻きパイプにインサートナットを打ち込みます、ん?微妙にユルユルでした。
ちょっとサイズが小さいみたいです。19mmのクセに。
仕方ないので、万能ボンドを流し込み固定します。取り付け方法としては先ほどのステーで外側に押すように取り付けますのでインサートナットには、常に押し付ける力が発生しますので問題ないかな?

同時購入したナット、ボルトで取り付け。
ステーの強度が足りませんので、程ほどの突っ張り具合です。
コレは後日対策したいと思います。

これが完成図(仮)です。
少々走りましたが、印象としては
全体にリアから聞こえていた「ギシギシ音」が少なくなりました。
リアが落ち着いている感じガッチリ感・剛性が上がった印象です。
まだ、ステー自体が強度不足な事に加え、当初の計画であった「金具で上から押さえるような取り付け」が部品選択ミスで実現しておりませんので、「仮設置状態」です。

リアはDIYしておきながら、不完全燃焼でしたのでフロントはちゃんとジャッキUPして(本日ホイールも交換したのでその合間に)テンション方式にて取り付けしてみました。

一応、リアでもそれなりの効果はあるようですので、試走次第結果報告させていただきます。
ただ、エコタイヤになったから、違いがわからなかったらゴメンねぇ

追記  タナベ風トランクバーに修正を加えてみました。

ボルトを50mmに変更し、調整しやすくしました。
外側に汎用ステーを取り付け左右で突っ張るように(テンションを掛けやすく)しました。
リアはかなり落ち着いた印象です。ルーフから聞こえていたギシギシ音も静まりました。
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プロフィール
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年齢:
49
性別:
男性
誕生日:
1974/10/27
職業:
左官職人
趣味:
車弄り=DIY
自己紹介:
愛車遍歴は20歳で「カッコイイから」と空冷VWを購入しかし車弄りはせずドライブ専門で過ごすが通勤や出張時のトラブルで泣く泣く売り飛ばしAE86(パンダトレノ2Dr)を購入。しかし高速道路走行中に油圧計破損に気づかずエンジンブロー。再度空冷VWオーナーになるがNewBeetle発売で浮気。その後結婚して維持できなくなって軽自動車に目覚め「コペン購入」現在に至る。
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